ウェルカムゾーンマップとは — 大規模需要が早く受電できる場所の公開情報

一般送配電事業者10社が公開するウェルカムゾーンマップの位置づけ、わかること・わからないこと、発電側の空容量マップとの違い。

最終更新: 2026-11-04

1. ウェルカムゾーンマップとは

大規模な送電線を新しく作らずに、比較的早く電気を供給できる場所を、一般送配電事業者が地図や一覧で示したものです。2024年度ごろから各社が公開を進め、2026-10-01 時点で10社すべてが公開しています。送配電網協議会のページに各社へのリンクがまとまっています【TDGC】。

国の第7次エネルギー基本計画・GX2040ビジョンでも、ウェルカムゾーンマップを通じた立地誘導を進めることが盛り込まれています【WG1】p4。

2. わかること・わからないこと

わかること わからないこと
特別高圧の需要について、変電所・送電線ごとの供給余力の目安 高圧(6kV・2,000kW未満)の需要側の空き容量(どのエリアも非公開)
一部の会社では、工期・工事費負担金の目安(例: 関西の早見マップ、東京の負担金シミュレーション、沖縄の工業用地ごとの目安) 個別の地点で実際に受電できるか、いつ・いくらかかるか
工業用地・企業用地の情報(中部・北陸・九州など) 他の需要家の申込み状況の変化(マップは一定時点の情報)

マップの数値は、ある時点の系統状況から簡易に推定した目安です。実際の可否・工期・費用は、事前検討や契約申込み後の検討で決まります。

3. 発電側の「空容量マップ」とは別物

各社は、発電設備・系統用蓄電池の連系のために「空容量マップ」も公開しています。これは発電側(電気を送り出す側)の空き容量で、需要側の受電の可否とは別物です。土地の資料に「空容量○MW」とあっても、それが発電側の情報なら、データセンターの受電の判断には使えません。

系統用蓄電池の連系については、姉妹サイトの蓄電所ネットをご覧ください。

4. 各社のマップ

対象・表示内容・情報の時点を供給マップ集に一覧にしています。

出典